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時間があったので「魔法にかけられて」を拝見してきました。
ディズニー映画久々に面白そうだな、と思ったので。(コラ

長くなるので続きでどうぞ。

ま、結論からすれば、面白くなかったら感想なんて書かないってことよね。

まず結論。
想像以上に面白かったです。

何てったってディズニー映画がディズニー映画パロってるんですから、もうこだわりや小ネタの嵐。
思わず「細かい!」と唸っちゃうものまできっちりオマージュされてます。
二月の舞台ラッシュでは結構暗いネタばかりで逆に鬱になりそうだったので(失笑)、久々にけらけら笑って爽快な気分で帰れたなーってかんじです。

では、パンフをお供に感想といきましょうか。

ポスターをご覧になった方は解ると思いますが、この映画はアニメーションからスタートします。
その始まり方も従来のディズニーアニメーションと同じ「本が開いて物語が始まります。」
スクリーンも小さめ。
プリンセスおきまりの「王子様にあう夢を見た」「王子様が現れて真実の愛のキスで結ばれる」(書いてて恥ずかしい)と動物たちに語り、いきなり歌う。
(これを「I wantソング」というらしい。)
その美声は遠くまで響き、王子様を一聞き惚れさせ、居場所へと導くわけですね。
そこにちょっとした危機があり、通りかかった王子様が助け、恋に落ちて翌日には結婚しちゃうぜ!なおきまりストーリーですね。
しかしこの王子、いまいち格好良くないと思ってしまうのはディズニー映画のお約束なのか…毎回プリンセス可愛いけど王子絶対私好みちゃうねん。くそぅ!
ところが、結婚寸前で継母(もちろん魔女)が変身した老婆に騙されてニューヨークのど真ん中へ。
そこから急に映像がワイドスクリーンになり、音もサラウンドに。

まぁ、ストーリーはあまり紹介しない方がいいですね。
面白かった点などを掬っていきましょう。

まず、冒頭にいった小ネタが多い点。
ディズニー映画のおきまりを踏襲しつつ、白雪、シンディ、オーロラ、アリエル、ベル、あたりをちゃかしつつ(アラジン要素がないのはあの映画の主役が男でありジャスミンは他の姫とはちょっと違う立場だから)、21世紀がプラスされてるんですよね。
アニメーションシーンは完全ディズニーおきまりモード。
表情のある喋る動物が生き生きと描かれていて、あー、久々にディズニーって感じだなーと思わせます。
そして三次元へ。
人も衣装も再現度が素晴らしい。(笑
キャラがトリップした途端に笑ってしまいます。似すぎて。
主人公ジゼルもNYに着いたらお姫様から天然…否、変な人、に早変わり。
だよね。あんな性格が現代にいたらまず私はお近づきにはなりたくないですね。
アリサも真っ青なボケっぷりです。(笑
冒頭のアニメシーンを対比させるかのように現代が展開されていきます。これも面白い。
 「姫=美声の持ち主→遠くまで歌が響いて動物が呼応する」
姫おきまり?の掃除シーンもあります。歌います。冒頭によってくるのはリスやウサギや小鳥や子鹿…現代は…窓から鳩の襲来、煙突から蠅の大群、排水溝から鼠とG。
・・・泣きそうだ・・・。(がっくり
綺麗になっていく部屋を見つつ、心の奥底から「辞めてー!」と悲鳴が聞こえます。
シニカルだ・・・夢がない・・・
 いきなり歌って踊り出す、も現代じゃ強制終了です。
字幕の「やめないか」に噴きました。それでもストリートミュージシャンを巻き込んで歌っちゃうんだから凄い。
 「妖精のおばあさんがいない」と困る主人公に「困ったときは使いなさい、って」と差し出されるゴールドカードは複雑でしたね。
うわー、キラキラしてるー。みたいな。
 クライマックスのシーンは、まさに21世紀の男女を描いていたような気がしました。
だって、連れ去られるのは現代の男性で、それをお姫様が剣持って助けようとするんですよ。
・・・いいのか?これで。(失笑
皮肉ってますね。これ。完全に。
まぁでも、ディズニーの女性キャラはどんどん自立して強くなってますよね。
白雪とかシンディ、オーロラは耐えて最後に手に入れる、まぁ受け身ですよね。
アリエルとかベルくらいからかなぁ。自分で動いて手に入れようとし始めるのは。
まぁでもまだアリエルは最終手段が受動だよね。
ベルにいたっては単身城に乗り込むわ飛び出すわ、コクルのはベルだしな。
ジャスミンも、まぁ、ねぇ。城脱走してるしね。
メグとかエスメラルダも自我の強い感じがするし、ムーランも切り開いていく子だよね。ポカホンタスも自分の考えのある感じが好きだったな。
最強といえばインクレディブル夫人でしょう。彼女は強かった。母親ってすげーって思ったね。仕事場で。
それに比べて父親の情けないこと。インクレディブルとか、ニモとか。
現代がシニカルに描かれているといって間違いないでしょうね。

こんな感じで対比が恐ろしいです。
所々ディズニー映画を彷彿とさせる点も多いので、皆さんで確かめていただきたい。メリポピネタやわんわんネタもありました。プリンセスの中の人が登場してたりとかね。
アニメーションでしかできなかったあんなシーンこんなシーンも今はCGでできちゃうんですね。おそるべし。

あと、個人的に注目していたのが、主人公含め登場人物の服装。
主人公は、最初は大きなパフスリーブにドアを通過できないパニエの白いドレス。おとぎ話の住人を彷彿とさせます。
翌日はドレスを自作します。(このシーンも笑えます)普通のパフスリーブのロングドレス、更に翌日はもはやパフとは呼べない袖にミディアム丈のワンピース。ラストシーンは袖無しホルターネックのマーメイドドレス。
日が経つにつれてどんどん現代に馴染んでいくんです。それが袖の大きさで解っていく。髪型も最初は縦ロールのボリュームヘアだったのに、最後はストレートヘアになってます。
王子様は服を変えることなく過ごすんですが、最後の方には突然歌う王子様に歌で呼応できなくなる、という順応っぷり。

最後のシーンが中世服の舞踏会というのも伏線ですね。
現代のスーツを身につけている人たちがこの空間ではおとぎ話のような服を着ているわけですから。
NYで世話になるロバートはリアリストそのものなのに、ジゼルにあってその考え方を受け止めていく、それが表されているのかな、なんて思ってしまいます。
そして、彼の服をよーく見ると・・・なんだか既視感が…というね!
よくできてる!
逆に現代のドレスを着るジゼルの方が浮いてました。
二人のダンスシーン、美女と野獣の名シーンみたいでよかったな。うん。ホントドレスが残念だ。演出とはいえ。
林檎のシーンも白雪姫と同じで、凝ってたなぁ。
あと、「靴」ね。
そこでそうくるかーーー!!!と思っちゃった。
最後の屋根の淵も多分美女と野獣のパロだろうな。似てたし。

最初から最後まで笑いが絶えない映画でした。
今回はわりとあたりだと思いますよ。もしよかったら見てみるといいね。


うん、なんか、誰もが書きそうな感想になったな。
つまらん。オリジナリティがない。じゃぁここで一つ。パンフを読んでて思ったことを。
I wantソング、のところ。
「運命の人との出会い」は「美声な主人公」の「歌」を、王子が「ききつける」ところから始まる。

ん?

どっかで・・・


ちょ、これ、

黒影編の序章部分じゃないですか・・・?!(汗
無意識にやらかしていたとは。びっくりだ。

そっか、王子+魔女が相手なのか。これは新しい展開・・(待て
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