いい加減に学習して欲しいよな

　…ったくあのアマ！また地雷踏みやがって！



狭い回廊を駆け抜けながら、舌打ちを漏らす。

その舌打ちもまた、その場に取り残されて、消える。



　あの女は何度あの人の神経を逆撫でしたら気が済むのだろう。

　あの人が些細なことでも憤り、怒り狂い、その身を傷つけるのか、知らないのだろうか。

　なぜいたずらに、あの人にそんな暴挙をはたらくのか。

　故意なのか、ここまでして、もし故意でなければ…ある意味天性だといえる。



泣き叫ぶ声は、自分にしか聞こえない



　あの人を宥められるのは、自分しかいなかった。

　今までは雷雲を消し去って、誤魔化すことで、やり過ごしてきた。

　あの人も、そうやって自分を抑えてきた。

　でも、もう、限界だった。

　もう、その手であの人は誤魔化せない。

　これ以上、我慢させることが出来ない。

　次があったとしたら、あの人は、壊れてしまうから。



荒波の波動が、泣いている。あの人の、ひび割れた心が、叫んでいる。

艶めいて撥ね、靡く髪を抑えもせずに、走り続ける。

あの人の元へ、道は続いていた。









ああ、イーブイ描きてぇ・・・とく去ね！！（現実逃避どうせ私よりあの人の方が絵が上手いから一緒にいると得だと思ってあの人の意見に合わせてんだろ？去年はそうやって私と一緒にいたんだろ？人を天秤にかけて自分にとって価値がある方にヘーコラいいツラばっかり見せてる人間が私は一番嫌いだ。