優しいってコト

イケダさんが描き直したタロットNo13「DEATH」のカードをアップしました。
こちらからどうぞ。
今回も綺麗ですね〜！前のカードよりも色味が不吉っぽくていいです。でも前のカードも華やかなのにどこか虚しさがあって好きでしたよというわけで、両方のせてあります。
私も描き直そうかなぁ…。あ、でもその前に、未提出社に提出する気があるのか追及して、ないならそこを私が描かなきゃいかんのだよね。
…リーダーからお叱りのメールが行きますんで御覚悟をば…！


さて、これは今日の朝におこった本当のお話です。

朝、雨が降っていたのでうんざりしながら傘を持って外に出ると、何故か雪になっていました。
いや、ベランダから玄関までそう遠くないぞ、我が家！
仕方がないので歩いて駅まで行き始めたのですが、寒いわパンプス慣れないわ足下不安だわで、バスを使おうかと思い立ったのです。
ちょうどバスが来る頃だったので小銭を準備して…

・・・20円足りない・・・

・・・万札しかない・・・

そこに一人の奥様がやってきたので、私は聞いてみた。
「万札でバスって乗れましたっけ？」
「カード買えば乗れるんじゃないかしら」
そうか、ではカードを買おう。
バスがくるまでその人といきなり雪になってびっくりしたね、と世間話をしていると、そこへバスが来る。
「バスカード下さい」
「ゴメンおつりがないわ」

・・・・・ぽかーん。( ﾟ□ﾟ)

仕方がない。歩くか。
無賃乗車するわけにもいくまい。
運が悪かったと思って諦めよう。
私はバスを降りようとした。すると、後ろにいたその奥様、
「あら、じゃぁ私が払ってあげるわよ。2回通せばいいんでしょ」

「・・・え　？　」　・・( ﾟ□ﾟ)　

奥様は私の返事も待たずバスカードを2回通し呆然とする私の横を通り抜けてバスの中へ…。
何が起こったのか、解りませんでした。
とりあえず追いかけて御礼を言い、二十円足りない小銭を渡し、残りの二十円も返しに、と言おうとしたら、別にいいわよそれくらいー、と逆に私がそうしたことを驚かれてしまう始末。
その人は目的地に着くと颯爽と雪の中に消えていきました。

世の中、本当に親切な人っているんですね・・・
そして、親切にされるとこんなにも嬉しくて温かい気持ちになるものなんですね…
どちらかといえば、私は普段人に親切にする方が多いのではないかと思います。仕事上。まぁ私がやることなんて荷物いっぱい抱えてる人に声をかけて一つにまとめてあげたり、目的地が解らない人を案内したり、商品迷ってる人にアドバイスしたり、そんな誰にでも出来る些末なことだけれども。本人はその人がちょっと楽になればいいかな、なんて軽い気持ちでやってることもあるけど。それでも、本当に困ってる人には、その人が出来る何気ないことがこんなに大きく響くものなんですね。

絶対に読んでないだろうけど、この場を借りて本当に有難う御座いました。
このご恩は一生忘れません。